
ハングルは韓国語を表記するための文字のことです。ハングルは一般民衆にも覚えやすいようにと15世紀の朝鮮王朝第4代王の世宗(セジョン)大王によって公布されたものです。その当時はまだハングルとは呼ばれておらず「訓民正音(フンミンジョンウン)」と呼ばれていました。
ハングルと言う呼称をはじめて用いたのは周時経(チュ・シギョン)という国語学者です。ハンは偉大なる、グルは文字と言う意味です。韓国語はその他の外国語に比べて覚えやすいといわれていますがそれはハングルが高度に記号化された合理的な文字だからとも言われています。
また韓国語の持つ全ての音を詳細に表記できる文字体系や多言語の影響を受けずに作られた独創性などが世界中の言語学者から高い評価を得ています。
「訓民正音(フンミンジョンウン)」とはハングルと言う呼称が用いられる以前の韓国文字の事を指しますが正確にはその文字の解説書のことです。 訓民正音はその理論の整然さから韓国の国宝にも指定されていて、ユネスコ世界記録遺産にも登録されている優れたものです。
1970年大統領令により、訓民正音が公布されたと推定されている10月9日を「ハングルの日」と制定しました。制定当時は国民の祝日として世宗(セジョン)大王の功績を称え、ハングルの普及と研究に努める日としていましたが現在では祝日では無く、「国慶日(クッキョンイル)」に指定されていて韓国全土で作文大会や記念式典などハングルをテーマとしたイベントが開催されています。